今日からオレは、管工事業者になる。

管工事業者への道程とその業界の未来について

上水道・下水道設備の用語集

急速ろ過方式

汚濁度が高い大量の汚水を、薬品で沈殿ろ過する。

 

緩速ろ過方式

汚濁度が低い少量の汚水を、生物膜でろ過する。

 

異形管防護

曲がり配管となる上水道管は、コンクリートブロックなどを用 いて防護する。

 

離脱防止継手

異形管防護が困難なときは、離脱防止継手で保護する。

 

サドル付分水栓

配水管本管から給水管を分岐させるときに使用する器具。

 

最小動水圧

消火栓などへの配水管が負圧とならないために必要な内圧。最 小動水圧は 0.15MPa である。

 

給水管の耐圧性能試験
1.75MPa の静水圧を 1 分間かける。

 

不断水工法
配水管に割 T 字管を取り付け、断水なしで分岐管を取り付ける 工法。

 

汚水管の流速
汚水管渠となる下水道の流速は、0.6 m/s 以上 3.0 m/s 以下とする。

 

汚水管の最小径

汚水管渠となる下水道の最小径は、200mmとする。


雨水管の最小径

雨水管渠となる下水道の最小径は、250mmとする。


水面接合

 下水道のマンホール内で、上流管の水面と下流管の水面を一致 させる接合。


管頂接合

下水道のマンホール内で、上流管の頂部と下流管の頂部を一致 させる接合。 最も一般的な下水管の接合方法である。


自由支承
下水道管の基礎は、砂基礎や砕石基礎といった自由支承とする。

 

廃棄物処理法の用語集

1.廃棄物処理業の許可

産業廃棄物収集運搬業の許可・産業廃棄物処分業の許可は、都 道府県知事から受ける。

 

2.産業廃棄物の委託

排出事業者は、収集運搬業者との契約、処分業者との契約を別々 に行う。一括して契約してはならない。

 

3.マニフェスト

産業廃棄物管理票のこと。排出事業者が産業廃棄物処理を委託す るときに必要となる。

 

4.マニフェストの報告

マニフェストを回収した排出事業者は、都道府県知事に措置内容 等報告書を提出する。

 

5.マニフェストの保存

マニフェストの写しと委託契約書は、5 年間保存する。

 

6.最終処分場の種類

安定型最終処分場・管理型最終処分場・遮断型最終処分場に分類 される。 木くず・紙くずの
埋め立て 管理型最終処分場に埋め立てる。 石綿廃材の処理 特別管理産業廃棄物として処理する。

施工計画の用語集

1.特定建設作業実施届出書

市町村長に提出する。

 

2.ばい煙発生施設設置届出書

都道府県知事に提出する。

 

3.危険物貯蔵所設置許可申請書(指定数量以上)

都道府県知事または市町村長に提出する。

 

4.第1種圧力容器設置届出書 (小型ボイラーを除く)

労働基準監督署長に提出する。

 

5.工事整備対象設備等
着工届出書 消防長または消防署長に提出する。

 

6.道路占用許可申請

道路管理者に提出する。

 

7.道路使用許可申請

警察署長に提出する。

 

8.実行予算書

現場経費などの工事原価や、確保できる利益が、どの程 度かを示した書類。 工事原価 工事に必要となる全経費。

 

9.直接工事費

工事の目的物を造るために直接必要となる経費。

 

10.共通仮設費

工事の管理などに必要となる間接的な経費。

 

11.一般管理費

本社における管理業務などにかかる経費。

 

12.総合施工計画書

総合仮設計画・総合工程表・施工技術計画・実行予算計 画などの工事全体に係る事項を記述する。

 

13.施工技術計画

機材調達計画・労務計画・機械計画などの総称。

 

14.工種別施工計画書

ひとつの工種に限定して作成した施工計画書。工種別設 計図書に基づき、その工種に必要な事項を記述した施工 要領書などをいう。仕様書や設計図書などの工事全体に 係る事項は記述しない。

換気・排煙設備の用語集

1.開放式燃焼器具

室内空気により燃焼し、排ガスを室内に排出する器具。

 

2.第 1 種機械換気

機械給気・機械排気。室内は正圧・負圧のどちらにもできる。

 

3.第 2 種機械換気

機械給気・自然排気。室内は正圧となる。

 

4.第 3 種機械換気

自然給気・機械排気。室内は負圧となる。

 

5.ドラフトチャンバー

熱・ガス・塵埃の発生量が多い実験用排気装置。

 

6.防火区画

火災の延焼を防止するために区切られた建築物内の区画。

 

7.防煙区画

煙の拡散を防止するために区切られた建築物内の区画。

 

8.防煙垂れ壁

不燃材料を用い、天井から下方に 50cm以上突き出させる。

 

9.手動開放装置の位置

床からの高さは 80cm以上 150cm以下とする。

 

10.防火ダンパ

防火区画を貫通する部分に設ける延焼防止装置。

 

11.横引きダクト

水平方向のダクト。 立てダクト 鉛直方向のダクト。

建築工学の用語集

1. 水セメント比

セメントに対する水の質量比が小さいほど、コンクリート の強度が大きく、ひび割れが少なくなる。

 

2.コールドジョイント

コンクリートの下層と上層が一体化していない不良打継目。

 

3.ワーカビリティー

コンクリートの施工のしやすさ。

 

4.スランプ

コンクリートのスランプ試験で求めた沈下量[cm]。この 値が大きいほど軟らかい。

 

5.材料分離

コンクリートモルタルと骨材が分離すること。

 

6.ジャンカ

材料分離により、骨材の部分に空隙ができること。

 

7.かぶり

梁のあばら筋・柱の帯筋などの最縁部から、コンクリート 表面までの最短距離。

 

8.スペーサ

鉄筋のかぶりを保つための部品。 鉄筋の曲げ加工 冷間加工(常温加工)にて行う。

 

9.梁せい

梁の上端から下端までの高さ。

 

10.梁の貫通孔の位置

下記の条件をすべて満たすようにする。

a孔の直径は、梁せいの 1/3 以下。
b孔の中心位置は、梁せいの中心とする。

c孔と柱側面との間隔は、梁せいの 1.5 倍以上。

d孔の中心相互の間隔は、平均孔径の 3 倍以上。

 

11.梁の貫通孔の補強の省略

孔径が、梁せいの 1/10 以下かつ 150mm未満のときは、鉄筋 の補強は省略してよい。

電気工学の用語集

1.三相誘導電動機の始動方式
電源電圧が 5.5kW~37kW ならスターデルタ方式とする。 電源電圧が 11kW 未満なら全圧直入方式としてよい。

 

2.インバータ
直流を交流に変換する装置。

 

3.整流器(コンバータ)
交流を直流に変換する装置。

 

4.インバータ制御
始動電流が小さいので、電源設備容量も小さくできる。

 

5.高調波対策
インバータ制 御を行うと、 高 調 波 が 発 生して 高 温となるため 、 高調波をカットするフィルタ(直列リアクトル)を用いる。

 

6.三相誘導電動機の維持
三相の欠相と過負荷に備えるため、記号 2E の過負荷・欠 相保護継電器と、スイッチ式の電磁接触器を用いる。

 

7.力率改善
三相誘導電動機を用いると、電圧と電流に位相差が生じ、 力率が低下するため、進相コンデンサを用いて位相差を 減少させ、力率を改善する。

 

8.PF 管

コンクリートへの埋設配管・天井などでの露出配管のどち らにも使用できる。

 

9.CD 管

コンクリートへの埋設配管としてのみ使用できる。

 

10.金属管内の配線

電磁的平衡を保つため、交流電線を同一管内に束ねて収 める。

 

11.接地工事の種類

使用電圧が 300V を超えているなら C 種接地工事を行う。 使用電圧が 300V 以下なら D 種接地工事を行う。

 

12.漏電遮断器

外部コンセントや、浄化槽の分岐回路などに取り付ける。

金属工学の用語集

1.イオン化傾向と腐食

イオン化傾向が大きい金属ほど、腐食しやすい。

 

2.開放系温水配管の腐食

水系の一部が大気に開放されている場合、水温が 80°C程度 になるまでは、水温が上がるほど腐食しやすくなる。

 

3.閉鎖系温水配管の腐食

水系が密閉されている場合、水温が上がるほど腐食しやす くなる。